モジュール、サービス、インターフェース

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Apache OpenOffice には数百のサービスが提供されています。このような膨大な数のサービスを整理するため、これらはモジュールという形にまとめられています。単に機能面で見た場合、Apache OpenOffice Basic プログラマにとってモジュールにはそれ以上の意味は特にありません。ただし、サービス名を指定する際には、該当するモジュール名も含める必要があります。完全な形のサービス名は、Apache OpenOffice のサービスであることを示す com.sun.star 式に続けて、frame などのモジュール名の指定が入り、最後に Desktop などの実際のサービス名が続きます。つまりこの場合、完全な名前は、次のようになります。

com.sun.star.frame.Desktop

そして UNO の場合、モジュール名とサービス名の項目に加えて「インターフェース」の項目が続きます。このような項目は Java プログラミングではお馴染みのものですが、通常の Basic プログラミングで使われるものではありません。

インターフェースは、複数のメソッドを結合するものです。厳密には、UNO のサービスはメソッドではなくインターフェースをサポートし、これらのインターフェースが各種のメソッドを提供していると表現できます。つまりメソッドは、インターフェース内のサービスに対して (組み合せとして) 割り当てられているのです。Java や C++ などでプログラミングを行う場合、メソッドを要求するときにインターフェースが必要となるため、このような関係に注意を特に払う必要があります。ただし、Apache OpenOffice Basic には関係ありません。この場合メソッドの呼び出しは、該当オブジェクトから直接行います。

ただし、各サービスごとに複数のインターフェースが使用されるため、各種のインターフェースに割り当てられているメソッドの関係を把握しておくと、API の扱い方を理解する助けになります。これは、ある 1 つのインターフェースに関する知識があれば、複数のサービスでその知識を生かせるためです。

一部の中心的なインターフェースは、頻繁に使用され、別のサービスによってトリガされるので、この章の最後で改めて示します。


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