Difference between revisions of "JA/Documentation/BASIC Guide/Properties and Methods (API)"

From Apache OpenOffice Wiki
Jump to: navigation, search
(New page: {{DISPLAYTITLE:プロパティーとメソッド (API)}} {{JA/Documentation/BASICGuideTOC/v2 |ShowPrevNext=block |ShowPrevPage=block |PrevPage=Documentation/BASIC Guide/UNO |NextPage=Docum...)
 
 
(2 intermediate revisions by the same user not shown)
Line 3: Line 3:
 
|ShowPrevNext=block
 
|ShowPrevNext=block
 
|ShowPrevPage=block
 
|ShowPrevPage=block
|PrevPage=Documentation/BASIC Guide/UNO
+
|PrevPage=JA/Documentation/BASIC Guide/UNO
|NextPage=Documentation/BASIC Guide/Modules, Services and Interfaces
+
|NextPage=JA/Documentation/BASIC Guide/Modules, Services and Interfaces
 
|api=block
 
|api=block
 
}}
 
}}
 
   
 
   
{{OOo}} Basic の各オブジェクトからは、各種のプロパティーとメソッドを呼び出すことができます。  
+
{{OOo}} Basic の各オブジェクトからは、各種のプロパティーとメソッドを呼び出すことができます。
  
 
== プロパティー ==
 
== プロパティー ==
Line 25: Line 25:
 
=== リアル属性とイミテーション属性 ===
 
=== リアル属性とイミテーション属性 ===
  
{{OOo}} Basic の各オブジェクトのもつプロパティーの大部分は、UNO サービスとして定義されています。 {{OOo}} Basic のプロパティーには、このような「リアル」なプロパティー以外に、UNO レベルの 2 つのメソッドから成るプロパティーが存在します。 その一方は、そのプロパティー値を取得する際に、もう一方は値を指定する際に使用します (<tt>get</tt> メソッドと <tt>set</tt> メソッド)。 つまり、このような属性は、これら 2 つのメ\'83\'5cッドの「イミテーション」として存在するとも言えます。たとえば UNO の文字オブジェクトには、該当するキーポイントの取得と変更を行う <tt>getPosition</tt> および <tt>setPosition</tt> というメソッドが用意されています。 {{OOo}} Basic のプログラムでこのような値にアクセスするには、<tt>Position</tt> プロパティーを使用します。 そしてこれらとは独立した形で、オリジナルのメソッドも使用できます (ここでの例の場合は <tt>getPosition</tt> および <tt>setPosition</tt>)。
+
{{OOo}} Basic の各オブジェクトのもつプロパティーの大部分は、UNO サービスとして定義されています。{{OOo}} Basic のプロパティーには、このような「リアル」なプロパティー以外に、UNO レベルの 2 つのメソッドから成るプロパティーが存在します。その一方は、そのプロパティー値を取得する際に、もう一方は値を指定する際に使用します (<tt>get</tt> メソッドと <tt>set</tt> メソッド)。つまり、このような属性は、これら 2 つのメソッドの「イミテーション」として存在するとも言えます。たとえば UNO の文字オブジェクトには、該当するキーポイントの取得と変更を行う <tt>getPosition</tt> および <tt>setPosition</tt> というメソッドが用意されています。{{OOo}} Basic のプログラムでこのような値にアクセスするには、<tt>Position</tt> プロパティーを使用します。そしてこれらとは独立した形で、オリジナルのメソッドも使用できます (ここでの例の場合は <tt>getPosition</tt> および <tt>setPosition</tt>)。
  
== メ\'83\'5cッド ==
+
== メソッド ==
  
メソッドとは、特定のオブジェクトを指定して実行する、一種の関数と見なすことができます。たとえば、先に説明した <tt>Document</tt> オブジェクトには、<tt>Save</tt> というメソッドが存在し、これは以下のような形式で使用します。
+
メソッドとは、特定のオブジェクトを指定して実行する、一種の関数と見なすことができます。たとえば、先に説明した <tt>Document</tt> オブジェクトには、<tt>Save</tt> というメソッドが存在し、これは次のような形式で使用します。
  
 
<source lang="oobas">
 
<source lang="oobas">
Line 35: Line 35:
 
</source>
 
</source>
  
このようなメソッドを使用する際には、関数を呼び出す場合と同様に、パラメータの指定および戻り値の取得が行えます。実際そのようなメ\'83\'5cッドの呼び出しは、通常の関数と同様の形式で行えます。次の呼び出しでは、ドキュメントオブジェクトの Save メソッドを呼び出す際に、パラメータとして <tt>True</tt> を指定しています。
+
このようなメソッドを使用する際には、関数を呼び出す場合と同様に、パラメータの指定および戻り値の取得が行えます。実際そのようなメソッドの呼び出しは、通常の関数と同様の形式で行えます。次の呼び出しでは、ドキュメントオブジェクトの Save メソッドを呼び出す際に、パラメータとして <tt>True</tt> を指定しています。
  
 
<source lang="oobas">
 
<source lang="oobas">
Line 41: Line 41:
 
</source>
 
</source>
  
この <tt>Save</tt> メソッドによる処理が終了すると、その戻り値が変数 <tt>Ok</tt> に格納されます。  
+
この <tt>Save</tt> メソッドによる処理が終了すると、その戻り値が変数 <tt>Ok</tt> に格納されます。
 +
 
  
 
{{PDL1}}
 
{{PDL1}}
 
{{InterWiki_Languages_BasicGuide|articletitle=Documentation/BASIC Guide/Properties and Methods (API)}}
 
{{InterWiki_Languages_BasicGuide|articletitle=Documentation/BASIC Guide/Properties and Methods (API)}}

Latest revision as of 16:48, 15 December 2008

doc OOo
Book.png

Apache OpenOffice Basic の各オブジェクトからは、各種のプロパティーとメソッドを呼び出すことができます。

プロパティー

「プロパティー」とはオブジェクトのもつプロパティーと同様のもので、たとえば Document オブジェクトには FilenameTitle などのプロパティーが存在します。

プロパティーは、値を代入することにより設定されます。

Document.Title = "{{OOo}} Basic Programmer's Guide"
Document.Filename = "basguide.odt"

各プロパティーには、通常の変数と同様に、どのような値を格納できるかを規定するタイプ (型) が存在します。前のプロパティー Filename および Title は、文字列タイプの一種です。

リアル属性とイミテーション属性

Apache OpenOffice Basic の各オブジェクトのもつプロパティーの大部分は、UNO サービスとして定義されています。Apache OpenOffice Basic のプロパティーには、このような「リアル」なプロパティー以外に、UNO レベルの 2 つのメソッドから成るプロパティーが存在します。その一方は、そのプロパティー値を取得する際に、もう一方は値を指定する際に使用します (get メソッドと set メソッド)。つまり、このような属性は、これら 2 つのメソッドの「イミテーション」として存在するとも言えます。たとえば UNO の文字オブジェクトには、該当するキーポイントの取得と変更を行う getPosition および setPosition というメソッドが用意されています。Apache OpenOffice Basic のプログラムでこのような値にアクセスするには、Position プロパティーを使用します。そしてこれらとは独立した形で、オリジナルのメソッドも使用できます (ここでの例の場合は getPosition および setPosition)。

メソッド

メソッドとは、特定のオブジェクトを指定して実行する、一種の関数と見なすことができます。たとえば、先に説明した Document オブジェクトには、Save というメソッドが存在し、これは次のような形式で使用します。

Document.Save()

このようなメソッドを使用する際には、関数を呼び出す場合と同様に、パラメータの指定および戻り値の取得が行えます。実際そのようなメソッドの呼び出しは、通常の関数と同様の形式で行えます。次の呼び出しでは、ドキュメントオブジェクトの Save メソッドを呼び出す際に、パラメータとして True を指定しています。

Ok = Document.Save(True)

この Save メソッドによる処理が終了すると、その戻り値が変数 Ok に格納されます。


Content on this page is licensed under the Public Documentation License (PDL).
Personal tools