分岐処理
指定した条件に応じて、プログラム内の特定のコードブロックのみを実行させたい場合などは、分岐ステートメントを使用します。
If...Then...Else
使用頻度の高い分岐ステートメントの 1 つとして If ステートメントがあり、これは以下のように使用します。
If A > 3 Then B = 2 End If
このサンプルコードで B = 2 の行が実行されるのは、変数 A の値が 3 より大きい場合だけです。If ステートメントのバリエーションとして、If/Else 句があります。
If A > 3 Then B = 2 Else B = 0 End If
このサンプルコードで変数 B に代入される値は、変数 A が 3 以上の場合は 2 となり、それ以外の場合 B に代入される値は、0 となります。
If ステートメントをカスケード化して、以下のようなより複雑な条件分岐を行わせることもできます。
If A = 0 Then B = 0 ElseIf A < 3 Then B = 1 Else B = 2 End If
このサンプルコードでは、変数 A の値が 0 であれば、変数 B には 0 が代入されます。変数 A の値が 3 よりも小さければ (ただし 0 とは等しくない)、変数 B には 1 が代入されます。これら以外の場合 (つまり変数 A の値が 3 以上の場合)、変数 B には 2 が代入されます。
Select...Case
Select...Case ステートメントは、If ステートメントのカスケード化と同等の機能を果たすもので、複数の条件に対する分岐を行う際に使用します。
Select Case DayOfWeek Case 1: NameOfWeekday = "Sunday" Case 2: NameOfWeekday = "Monday" Case 3: NameOfWeekday = "Tuesday" Case 4: NameOfWeekday = "Wednesday" Case 5: NameOfWeekday = "Thursday" Case 6: NameOfWeekday = "Friday" Case 7: NameOfWeekday = "Saturday" End Select
このサンプルコードでは、変数 DayOfWeek の値が 1 であれば Sunday 、2 であれば Monday というように、各曜日の名前を番号で識別させています。
Select コマンドによる条件判定は、単純な 1 対 1 に限定されるものではなく、Case による個々の分岐指定部には比較演算子を使ったり、複数の条件式をリスト化して一括指定することが可能です。以下のサンプルコードでは、特に多用される条件判定の例を示します。
Select Case Var Case 1 To 5 ' ... Var is between the numbers 1 and 5 Case 6, 7, 8 ' ... Var is 6, 7 or 8 Case Var > 8 And Var < 11 ' ... Var is greater than 8 and less than 11 Case Else ' ... all other instances End Select
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