Difference between revisions of "JA/Documentation/BASIC Guide/Modules, Services and Interfaces"
(New page: {{DISPLAYTITLE:モジュール、サービス、インターフェース}} {{JA/Documentation/BASICGuideTOC/v2 |ShowPrevNext=block |ShowPrevPage=block |PrevPage=Documentation/BASIC Guide/P...) |
|||
Line 8: | Line 8: | ||
}} | }} | ||
− | {{OOo}} には数百のサービスが提供されています。このような膨大な数のサービスを整理するため、これらはモジュールという形にまとめられています。単に機能面で見た場合、{{OOo}} Basic | + | {{OOo}} には数百のサービスが提供されています。このような膨大な数のサービスを整理するため、これらはモジュールという形にまとめられています。単に機能面で見た場合、{{OOo}} Basic プログラマにとってモジュールにはそれ以上の意味は特にありません。ただし、サービス名を指定する際には、該当するモジュール名も含める必要があります。完全な形のサービス名は、{{OOo}} のサービスであることを示す <tt>com.sun.star</tt> 式に続けて、<tt>frame</tt> などのモジュール名の指定が入り、最後に <tt>Desktop</tt> などの実際のサービス名が続きます。つまりこの場合、完全な名前は、次のようになります。 |
<source lang="oobas"> | <source lang="oobas"> | ||
Line 16: | Line 16: | ||
そして UNO の場合、モジュール名とサービス名の項目に加えて「'''インターフェース'''」の項目が続きます。このような項目は Java プログラミングではお馴染みのものですが、通常の Basic プログラミングで使われるものではありません。 | そして UNO の場合、モジュール名とサービス名の項目に加えて「'''インターフェース'''」の項目が続きます。このような項目は Java プログラミングではお馴染みのものですが、通常の Basic プログラミングで使われるものではありません。 | ||
− | インターフェースは、複数のメソッドを結合するものです。厳密には、UNO | + | インターフェースは、複数のメソッドを結合するものです。厳密には、UNO のサービスはメソッドではなくインターフェースをサポートし、これらのインターフェースが各種のメソッドを提供していると表現できます。つまりメソッドは、インターフェース内のサービスに対して (組み合せとして) 割り当てられているのです。Java や C++ などでプログラミングを行う場合、メソッドを要求するときにインターフェースが必要となるため、このような関係に注意を特に払う必要があります。ただし、{{OOo}} Basic には関係ありません。この場合メソッドの呼び出しは、該当オブジェクトから直接行います。 |
− | + | ただし、各サービスごとに複数のインターフェースが使用されるため、各種のインターフェースに割り当てられているメソッドの関係を把握しておくと、API の扱い方を理解する助けになります。これは、ある 1 つのインターフェースに関する知識があれば、複数のサービスでその知識を生かせるためです。 | |
− | 一部の中心的なインターフェースは、頻繁に使用され、別のサービスによってトリガされるので、この章の最後で改めて示します。 | + | 一部の中心的なインターフェースは、頻繁に使用され、別のサービスによってトリガされるので、この章の最後で改めて示します。 |
{{PDL1}} | {{PDL1}} | ||
{{InterWiki_Languages_BasicGuide|articletitle=Documentation/BASIC Guide/Modules, Services and Interfaces}} | {{InterWiki_Languages_BasicGuide|articletitle=Documentation/BASIC Guide/Modules, Services and Interfaces}} |
Revision as of 22:09, 27 November 2008
- Universal Network Objects (UNO)
- プロパティーとメソッド (API)
- モジュール、サービス、インターフェース
- UNO の関連ツール
- 中央インターフェースの概要
Apache OpenOffice には数百のサービスが提供されています。このような膨大な数のサービスを整理するため、これらはモジュールという形にまとめられています。単に機能面で見た場合、Apache OpenOffice Basic プログラマにとってモジュールにはそれ以上の意味は特にありません。ただし、サービス名を指定する際には、該当するモジュール名も含める必要があります。完全な形のサービス名は、Apache OpenOffice のサービスであることを示す com.sun.star 式に続けて、frame などのモジュール名の指定が入り、最後に Desktop などの実際のサービス名が続きます。つまりこの場合、完全な名前は、次のようになります。
com.sun.star.frame.Desktop
そして UNO の場合、モジュール名とサービス名の項目に加えて「インターフェース」の項目が続きます。このような項目は Java プログラミングではお馴染みのものですが、通常の Basic プログラミングで使われるものではありません。
インターフェースは、複数のメソッドを結合するものです。厳密には、UNO のサービスはメソッドではなくインターフェースをサポートし、これらのインターフェースが各種のメソッドを提供していると表現できます。つまりメソッドは、インターフェース内のサービスに対して (組み合せとして) 割り当てられているのです。Java や C++ などでプログラミングを行う場合、メソッドを要求するときにインターフェースが必要となるため、このような関係に注意を特に払う必要があります。ただし、Apache OpenOffice Basic には関係ありません。この場合メソッドの呼び出しは、該当オブジェクトから直接行います。
ただし、各サービスごとに複数のインターフェースが使用されるため、各種のインターフェースに割り当てられているメソッドの関係を把握しておくと、API の扱い方を理解する助けになります。これは、ある 1 つのインターフェースに関する知識があれば、複数のサービスでその知識を生かせるためです。
一部の中心的なインターフェースは、頻繁に使用され、別のサービスによってトリガされるので、この章の最後で改めて示します。
Content on this page is licensed under the Public Documentation License (PDL). |