User:TakeshiOtsuki/AboutOpenOffice

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http://about.openoffice.org/ の翻訳

翻訳者:遠藤さん、安西さん、木津さん。


OpenOffice.org について

OpenOffice.org とは、製品とオープンソースプロジェクトの両方をさします。 どちらも 2000 年 10 月 30 日から続いています。 製品の OpenOffice.org 1.0 は、2002 年 4 月 30 日にリリースされました。

OpenOffice.org のミッションステートメントは、次のとおりです。

 目的は、コミュニティーとして先端的で国際的な総合オフィスソフトを創ることです。
 主要プラットフォームで動作する、すべての機能とデータへのアクセスをオープンな
 コンポーネントベースの API と XML ベースのファイル形式によって提供できるものとします。

OpenOffice.org プロジェクトの主要スポンサーである Oracle が、このプロジェクトに対する第一のコード提供者です。 その他の貢献企業は Novell、RedHat、RedFlag CH2000、IBM などです。 さらに、みんなが使える最高の総合オフィスソフトを作り出す目的のもとに、 45 万人以上の人々が世界中から集まっています。 これこそ「オープンソース」コミュニティーの真髄なのです。

「オープンソース」とは、あなたがコミュニティーに参加することで製品 (とプロジェクト) の改善に貢献できるということです。 このページでは、OpenOffice.org の組織と参加方法について、さらに詳しくご説明します。

歴史的背景

StarOffice スイートとしてソフトウェアの原型を作った StarDivision は 1980 年代中ごろドイツに設立されました。 同社は 1999 年夏、SunMicrosystems に買収され、その後 2000 年 6 月に StarOffice5.2 がリリースされました。 StarOffice6.0 以降の製品については、OpenOffice.org のソースコード、API、ファイル形式やリファレンス実装を使用して作られました。 その後 Sun は 10 年にわたり OpenOffice.org の発展を支援しました。 この時期にユーザー数が著しく増加し、プロジェクトは驚くべき成長をとげました。 2010 年からは、Sun を買収した Oracle が、OpenOffice.org に対する第一のコード提供者になっています。 CollabNet が、製品開発のためにウェブサイトのインフラを提供しています。

OpenOffice.org のソースコードは C++ で書かれ、言語に依存しない Java(TM) API などのスクリプトが使用できる機能を提供しています。 このソースコードは次世代設計思想を導入し、総合オフィスソフトを独立したアプリケーション、あるいは他のアプリケーションに埋め込まれたコンポーネントとして利用することを可能にしています。 OASIS や他のリソースによる、ベンダーに依存しない OpenDocument 標準形式に基づく XML ベースのファイル形式を含め、他にも多くの機能が存在しています。


よくある質問 (FAQ) では、OpenOffice.org と StarOffice 間の違いの変化について書いています。

ライセンス (利用規約)

OpenOffice.org は LGPL (GNU 劣等一般公衆利用許諾契約) を使用します。ドキュメントとウェブサイトのコンテンツには、プロダクトに含まれることを想定していないため、PDL(Public Documentation License) を使用しています。ライセンスのページには OpenOffice.org のライセンスとその適用方針について、より詳しい情報を提供しています。その他に、ライセンスに関するよくある質問 (FAQ) もあります。

OpenOffice.org プロジェクトの組織構成

3 つの主要カテゴリー

「OpenOffice.org」は総合的なプロジェクトで、いくつもの公開プロジェクトから成り立っています。 公開プロジェクトには、3 つの主要カテゴリーがあります。

各カテゴリーの中にも、多くのプロジェクトやサブプロジェクトがあります。

承認プロジェクト

技術に関するプロジェクトの大半ですが、一部に専門的でないプロジェクトもあります。 このカテゴリー内の各プロジェクトを取りまとめるプロジェクトリードは、投票権を持っています。 承認プロジェクトのカテゴリーには、Native-Lang と Incubator のプロジェクトリードが加わることにより、確実にコミュニティーへの意見が代弁されます。

Native-Lang (または Native Language Confederation)

これは OpenOffice.org プロジェクトの中で英語以外の言語によるユーザーに情報、リソースと支援を提供しようとしているものです。

Incubator

コミュニティーが支援するプロジェクトについての一般的なカテゴリーです。 実験的で、たいていは小規模なプロジェクトも扱います。 6 カ月経つと、承認プロジェクトのカテゴリーへ移行する申請ができます。

OpenOffice.org の各プロジェクトは、リードとメンバーからなる協働グループです。 プロジェクトやメーリングリストの運営に疑問があれば、リードに申し入れることが勧められています。 メンバーは複数のプロジェクトに参加でき、あるプロジェクトのリードが他プロジェクトのメンバーになることもできます。 この組織構成によって、協働が促進され、分野横断による相乗効果が発揮されています。 各プロジェクトとリードの一覧についてはプロジェクトとリードのページを参照してください。

最後に、各プロジェクトには専用のメーリングリストがあります。 メーリングリストの構造を知るには、総合のメーリングリストのページを参照してください。

ウェブサイトの構造について

wwwは世界に向けた表玄関のようなものでしかありませんが、OpenOffice.org の基本となる公の顔となっています。 具体的には、「http://www.openoffice.org/abc/xyz.html」という形式で表示されているウェブページです。 そこで重要なのは、「.openoffice.org」の前に書いてある文字です。 それぞれのプロジェクトは「http://(プロジェクト名).openoffice.org/abc/xyz.html」という形式で表示されます。 「www」の代わりに、プロジェクト名が入ります。

参加するには

OpenOffice.org のコミュニティーへ積極的に参加するには、多様な方法があります。 たとえば、お金の寄付や、メーリングリストへの参加という手軽にできるものから、製品にコードを提供するまで、さまざまです。 どの場合でも、OpenOffice.org の全プロジェクトは、ガイドラインに記載されたメンバーの役割と責任や、ソースを保守する方法に沿って活動しています。 詳しい情報は、参加ガイドライン で確認してください。

現在の課題 (To-Do)

「To-Do」のページでは、重点課題を挙げています。 課題は単純なものから難しいものまで幅広くあります。 新しいプロジェクトを始める前には、このページを必ず参照するように、すべてのメンバーへ推奨しています。 また、個別プロジェクトのメインページでも、課題のリストが掲載されていることがあります。

プロジェクトに参加する

OpenOffice.org は、オープンソースのプロジェクトです。 つまり、OpenOffice.org は製品だけでなく製作過程を提示していますが、それは開発者とエンドユーザーの皆さんによる貢献あってこそです。 いちばん簡単に手助けするには、まずここでウェブサイトに登録して、OpenOffice.org プロジェクトに参加してください。

ウェブサイトに登録すれば、もうあなたも貢献者です。 課題、バグ、パッチの報告ができます。また、既に登録された課題にコメントもできます。 さらに深く参加するなら個別のプロジェクトに加わったり、プロジェクトごとのメーリングリスト(各プロジェクトのホームページで、Mailing Lists のリンク参照) を購読することもできます。 すぐれたソフトウェアを作ることに興味があればどなたでも、ぜひ OpenOffice.org に参加してください。 これは民主的なプロジェクトですし、コミュニティーが関与することで最高の総合オフィスソフトを作りたいのです。 参加するにはプログラマーである必要はありません。 コミュニティーにいる他のメンバーを尊重し、OpenOffice.org プロジェクトとその意義を皆が真剣に考えていることを理解するだけで十分です。


メーリングリストを購読する

オープンソースにおいて、わくわくする体験の大部分がメーリングリストにあります。 OpenOffice.org の登録メンバーでなくてもメーリングリストを購読することができ、購読しても何か義務を負うことはありません (面白そうなメールを受け取るだけです)。 興味があって面白そうだけれど、思い切って参加するには早い気がするなら、メーリングリストの購読をお勧めします。

OpenOffice.org の製品に関する質問は、「users」メーリングリストにお願いします。購読するにはusers-subscribe@openoffice.org へお送りください。 製品に関するメールを dev@website には送らないでください。


これ以外に、2 つの一般的なリストがあります。 「announce」リストでは主要なお知らせ事項だけを扱い、「discuss」リストでは製品やその目標、オープンソース一般について議論しています。


これらのメーリングリストを購読するには、次のリンクから当てはまるものをクリックしてメールしてください。 件名と本文は空欄のままにしてください。

主要なメーリングリストのページでは、すべての人気のあるメーリングリストを取りそろえています。 そこから人気のあるリストのダイジェスト版を購読することもできます。

組織運営

OpenOffice.org は、選挙で選出された組織であるコミュニティー評議会 (Community Council) によって運営されています。 コミュニティー評議会は責任を持って、紛争の仲裁や、OpenOffice.org プロジェクトの目標提案をしたり、通常はプロジェクト全体での関心事を裁決するためにフォーラムを設置しています。

技術運営委員会 (Engineering Steering Committee、ESC)

技術運営委員会 (Engineering Steering Committee、ESC) は、コミュニティー評議会 (Community Council、CC) にプログラミング上の技術な実装について助言する責任を持っています。 ESC は、CC に指名されたシニア開発者によって構成され、コードの提供プロセスを改善していく役割も任されています。

Logos, Trademark(要査読)

ロゴ、商標

Together with our product the OpenOffice.org brand spread over the world and we need your cooperation so that it is applied consistently. The OpenOffice.org logo and the seagulls are well recognized This section is meant to provide information on using the OpenOffice.org logos and banners for those interested in linking to us or distributing OpenOffice.org as CDs, or via a download mirror.

OpenOffice.org の製品と共に、その標章も世界中で広まっていますが、一貫して適用されるためには各位のご協力が必要です。OpenOffice.org のロゴ文字とカモメの絵はよく知られているとおりです。この節は、OpenOffice.org に自分のウェブサイトからリンクを張ったり、OpenOffice.org の製品を CD やダウンロードのミラーサイトからの配布したい人に向けて、OpenOffice.org のロゴやバナーの使用にあたっての情報を提供するものです。

logo_color.png

The official OpenOffice.org logo

OpenOffice.org 公式ロゴ

Copyright © 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

Trademark

商標

To ensure the use to the benefit of the project and in support for the product we protect our name and our brand elements, esp. the official logo. OpenOffice.org and the OpenOffice.org logo are trademarks or registered trademarks of Oracle and/or its affiliates. Because of trademark issues, OpenOffice.org must insist that all public communications refer to the project and software as "OpenOffice.org" or "OpenOffice.org 3.x," and not "OpenOffice" or "Open Office."

OpenOffice.org の商標を使用することが、確実にプロジェクトのためになり、製品を支援することにも繋がるよう、OpenOffice.org の名称やブランドとしての要素、特に公式ロゴを、コミュニティでは保護しています。OpenOffice.org という名称と OpenOffice.org のロゴは、Oracle と提携者の両者またはいずれかの、商標あるいは登録商標です。 商標の問題があるため、OpenOffice.org コミュニティでは、すべての公式連絡上で製品やソフトウェアに言及する際は「OpenOffice.org」または「OpenOffice.org 3.x」等として、「OpenOffice」や「Open Office」などとは表記しないよう、どうしても強くお願いせざるを得ません。

Using the OpenOffice.org logos and banners

OpenOffice.org のロゴとバナー

We are happy to provide permissions upon request via our trademark usage request form, if you want to use the OpenOffice.org logo in a magazine, on a disk label or a book or ... Describe your intended use and we will contact you as soon as possible. Please understand these measures. They are in place to prevent the misuse of our logo and give us a mean against the deception of users.

商標使用許可願 (trademark usage request) のオンラインフォームを使って、ぜひ許可を申請してください。その際に OpenOffice.org のロゴの使用目的を、雑誌、磁気ディスクのラベル、書籍などと明記してください。できるだけ早急にお返事いたします。これらの措置を、どうかご理解ください。 OpenOffice.org のロゴの悪用を防ぎ、ユーザーへの虚偽に対抗する有効な手段を得るための方策だからです。


The marketing project is the home for the work enabling the diverse community and our supporters to use a consistent design. It also provides the Logo Usage Guidelines that help to present our logo in a appealing manner. In addition to the official OpenOffice.org logo, we have banners, CD-ROM labels, and other graphics. For obtaining permission to use these on your website, CDs, or printed collateral please use the trademark usage request form.

マーケティングプロジェクト は、多様性をもつコミュニティと支援者たちが同一のデザインを利用できるための取り組みの本拠です。 このプロジェクトでは、ロゴ利用ガイドライン (Logo Usage Guidelines) を提供して、アピールできるロゴの使い方を手助けしています。公式 OpenOffice.org ロゴの他に、バナー、CD-ROM のラベル、その他の画像も用意しています。 各画像をウェブサイト、CD、販促用印刷物で使用する許可を得るには、商標利用許可願 (trademark usage request) のオンラインフォームを使ってください。


There are specific use cases described in other areas of our site like becoming a Community Distributor (see Distribution Project) or Conference Organizer (see Marketing Project). In addition to the process to request permission described here follow the guidelines of the activity in question.

特定の使用例については、OpenOffice.org のウェブサイト内の別項で説明しています。例えば、コミュニティディストリビューター (ディストリビューションプロジェクト (Distribution Project) を参照) や会議オーガナイザー (マーケティングプロジェクト (Marketing Project) を参照) などの場合です。 ここで説明している許可申請の手順に加えて、該当する活動のガイドラインに従ってください。

コミュニティーディストリビューション

コミュニティーディストリビューターになることに興味がありますか。または、あなたのウェブサイトに OpenOffice.org へのリンクを張ってみませんか。 それなら、「ディストリビューションとリンク」に関するページをお読みください。 OpenOffice.org へのリンクを張るために必要な情報がすべてまとめてあります。

マーケティング

オープンソースのプロジェクトとしては異例なことですが、OpenOffice.org には マーケティング (Marketing) プロジェクトがあります。 成果の一つは、OpenOffice.org の推進を担当している連絡先リスト (list of contacts) を作成したことです。

  • プレスキット
  • OpenOffice.org にはプレスキット (Press Kit) もあり、プロジェクトの注目点がよく分かる概要と便利なリンクを提供しています。

統計 (項目削除)

OpenOffice.org はプロジェクト開始時から、ダウンロード、ウェブアクセス、およびメーリングリストの活動について統計を取っています。 統計は、OpenOffice.org の人気ぶりを紹介したり、世界中におおよそどのぐらいユーザーがいるかを示すだけでなく、調査研究をする人たちに興味深いデータを提供しています。

 * 統計プロジェクト(Stats Project) </project/stats/index.html>

ユーザーの声

OpenOffice.org の製品を実際に使っている個人や企業による体験や推薦のことばを、常時募集しています。 ユーザーの声 (Testimonials) のページをお読みください。あなたの声も、こちらに送ってください。stories@openoffice.org

受賞歴

OpenOffice.org はその品質、革新性、そして使いやすさで、いくつもの賞に輝いています。 受賞歴 (Awards) のページでは、比較的最近の受賞を一部掲載しています。

連絡窓口

OpenOffice.org はすべての面で、あなたの参加とコメントを大歓迎しています。 「中核チーム (Core Team)」は次のとおりです。

コミュニティーマネージャー兼リード (Community Manager and lead)

日常の管理業務、長期的な成長、計画、およびコミュニティーの発展に責任を持ちます。

Louis Suárez-Potts
(プロジェクトリードおよび共同リードとして、Distribution, Incubator, Native-Lang, Website, Statsの各プロジェクトに所属。
オープンソース戦略家、ウェブマスター。OpenOffice.org editor)

コーディネーターとリリースマネージャー

OpenOffice.org と StarOffice の開発コーディネーションと円滑なリリーススケジュールの設定に責任を負います。

* Stefan Taxhet (Sun, Technical Coordination Manager)
* Martin Hollmichel (Sun, Release Manager, Porting Project, External Project Lead)

OpenOffice.org のウェブサイトへのご意見を歓迎しています。 もし何か問題に気付いたり、質問や、ウェブサイトのレイアウトや動作に関する提案があれば、「連絡窓口 (Contacting Us)」のページを見てください。

もし、そうではなく、OpenOffice.org のソフトウェアの使い方で質問があれば、質問点を「users」メーリングリストで呼びかけてください。購読するには users-subscribe@openoffice.org へ空メールを送信してください。

お役立ちリンク


$ 原文発表日 2010 年 12 月 9 日 16:55:14 $ $原文改訂バージョン 1.43 $

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