Difference between revisions of "JA/QA/TCM/HowToCoordinateL10nTesting"

From Apache OpenOffice Wiki
< JA‎ | QA
Jump to: navigation, search
(Created page with '{{DISPLAYTITLE: TCM l10n test コーディネート作業}} このページでは TCM l10n test を日本語プロジェクトでコーディネートする作業について…')
 
Line 1: Line 1:
 
{{DISPLAYTITLE: TCM l10n test コーディネート作業}}  
 
{{DISPLAYTITLE: TCM l10n test コーディネート作業}}  
  
このページでは TCM l10n test を日本語プロジェクトでコーディネートする作業について説明します。
+
このページでは TCM l10n test を日本語プロジェクトでコーディネートする際の作業について説明します。
  
 
=== TCM l10n test とは  ===
 
=== TCM l10n test とは  ===
Line 13: Line 13:
 
コーディネータの作業は、コミュニティーへの参加呼びかけ、テスターへのテストの割り振り、そして TCM l10n test 用 Wiki の作成になります。  
 
コーディネータの作業は、コミュニティーへの参加呼びかけ、テスターへのテストの割り振り、そして TCM l10n test 用 Wiki の作成になります。  
  
以下でそれぞれの手順を説明していきます。  
+
以下でそれぞれの手順を説明していきます。<br>
  
 
==== 参加の呼びかけ  ====
 
==== 参加の呼びかけ  ====
Line 88: Line 88:
 
以下のことを念頭に置いてテスターを割り振ります。  
 
以下のことを念頭に置いてテスターを割り振ります。  
  
- 同じプラットフォームで同じテストケースの割り当ては行わない<br> (なるべく多くのパターンをテストしてもらうため)<br>- 希望プラットフォームは最優先する。(Window7 で申し込んできた人に<br> Windows XP でやってくださいとは通常いえない) つまりプラットフォームと<br> 希望テストカテゴリが重なった場合は、希望テストカテゴリを変える<br>- できるだけ多くのテストケースがテストされるようにする<br>- できるだけ多くのプラットフォームで行われるようにする
+
*同じプラットフォームで同じテストケースの割り当ては行わない
 +
 
 +
&nbsp;&nbsp;&nbsp; (なるべく多くのパターンをテストしてもらうため)<br>  
 +
 
 +
*希望プラットフォームは最優先する。<br>
 +
 
 +
&nbsp;&nbsp;&nbsp; Window7 で申し込んできた人にWindows XP でやってくださいとは通常いえない。つまりプラットフォームと希望テストカテゴリが重なった場合は、希望テストカテゴリを変える<br>  
 +
 
 +
*できるだけ多くのテストケースがテストされるようにする  
 +
*できるだけ多くのプラットフォームで行われるようにする<br>
  
 
====== A さんへの割り振り<br>  ======
 
====== A さんへの割り振り<br>  ======
Line 112: Line 121:
 
#OpenOffice.org リンクをクリック  
 
#OpenOffice.org リンクをクリック  
 
#対象となっている Build Number の行にある Scenario リンクをクリック  
 
#対象となっている Build Number の行にある Scenario リンクをクリック  
#"Writer-4" の横のテストケース数のリンクをクリック (Writer-4 の部分は 1, 2, 3 でもかまいません、他のテスターに Writer を割り当てる際はなるべく違う番号になるようにしてください)  
+
#"Writer-4" の横のテストケース数のリンクをクリック (Writer-4 の 4 部分は 1, 2, 3 でもかまいません、他のテスターに Writer を割り当てる際はなるべく違う番号になるようにしてください)  
 
#x86(Linux) の横のドロップダウンリストから b-san を選択する  
 
#x86(Linux) の横のドロップダウンリストから b-san を選択する  
 
#Update ボタンをクリック
 
#Update ボタンをクリック
Line 120: Line 129:
 
====== C さんへの割り振り<br>  ======
 
====== C さんへの割り振り<br>  ======
  
C さんの希望プラットフォームは Windows7 または Vista となっていてWindows7 はすでに A さんに割り振ってあるので、ここでは Vista での新機能を割ります。手順は 6.で x86(WinVista) を選ぶところ以外は A さんの場合と同様です。  
+
C さんの希望プラットフォームは Windows7 または Vista ですが、Windows7 はすでに A さんに割り振ってあるので、ここでは Vista での新機能を割ります。手順は 6.で x86(WinVista) を選ぶところ以外は A さんの場合と同様です。  
  
 
===== テスターへ通知  =====
 
===== テスターへ通知  =====
  
TCM 上での割り当てが終わったら qa@ja.openoffice.org メーリングリストで割り当てを報告してください。その後テストバイナリが出来た時点で、各テスター<br>個別にテスト方法に関するメールをします。
+
TCM 上での割り当てが終わったら qa@ja.openoffice.org メーリングリストで割り当てを報告してください。その後テストバイナリが出来た時点で、各テスター<br>個別にテスト開始方法を書いた通知メールをします。
 +
 
 +
'''テストバイナリに関しては dev@l10n.openoffice.org にメールが流れます。'''
 +
 
 +
'''例) [http://l10n.openoffice.org/servlets/ReadMsg?listName=dev&msgNo=11549 http://l10n.openoffice.org/servlets/ReadMsg?listName=dev&amp;msgNo=11549]'''<br>
  
'''テストバイナリに関しては dev@l10n.openoffice.org にメールが流れます。バイナリに関する問い合わせは '''[http://projects.openoffice.org/accepted.html '''Localization Project lead''']'''(rafaella.braconi@sun.com) までお願いします。'''  
+
'''テストバイナリに関する問い合わせは '''[http://projects.openoffice.org/accepted.html '''Localization Project lead''']'''(rafaella.braconi@sun.com) までお願いします。'''  
  
メールは以下を参考にしてください。
+
個々のテスターへの通知メールは以下を参考にしてください。
  
 
----
 
----
  
(A さんへのメール) ------<br>A さん、テストバイナリが用意されました。TCM を使ってテストの開始をお願い<br>します。
+
(A さんへのメール) ------<br>A さん、テストバイナリが用意されました。TCM を使ってテストの開始をお願いします。
  
 
[テストバイナリ]<br>&lt;Windows バイナリのダウンロード URL&gt;<br>からダウンロードしてお使いください。  
 
[テストバイナリ]<br>&lt;Windows バイナリのダウンロード URL&gt;<br>からダウンロードしてお使いください。  

Revision as of 09:06, 23 April 2010


このページでは TCM l10n test を日本語プロジェクトでコーディネートする際の作業について説明します。

TCM l10n test とは

TCM l10n test とはメッセージやヘルプの翻訳バグを見つけるために行われるテストです。
このテストは機能追加の行われるリリース (3.0, 3.1, 3.2 など) の開発途中で行われます。

3.1.1 などのバグフィックスを主な目的としたバージョンでは新規翻訳は少ないため、通常行われません。
日本語版のバイナリに対しては、日本語プロジェクトが責任持って行うことになります。
TCM に関しては Test Case Management Wiki をご覧ください

コーディネート作業

コーディネータの作業は、コミュニティーへの参加呼びかけ、テスターへのテストの割り振り、そして TCM l10n test 用 Wiki の作成になります。

以下でそれぞれの手順を説明していきます。

参加の呼びかけ

このテストは dev@qa.openoffice.org メーリングリストに出される TCM l10n test の予定期間をアナウンスするメールから始まります。

http://qa.openoffice.org/servlets/ReadMsg?listName=dev&msgNo=11782
アナウンスに関する問い合わせ先
Localization Project lead (rafaella.braconi@sun.com) 

日本語プロジェクトの TCM l10n テストコーディネータは、そのメールに書かれているテスト期間に基づき、アナウンスメーリングリスト(announce@ja.openoffice.org) で日本語プロジェクトコミュニティー全体にテストの参加を呼びかけます。その際は参加希望者に、以下の情報を送ってもらってください。

  • TCM のアカウント (持っていない場合は希望するアカウント名)
  • プラットフォーム (Windows XP, Windows Vista, Linux, など)
  • 希望するカテゴリ (Writer, Calc, Impress, Base、なんでもいい など)
  • 特に新機能をテストしたいかどうか (希望するかどっちでもいいか)
    http://ja.openoffice.org/servlets/ReadMsg?listName=announce&msgNo=359

申込先は qa@ja.openoffice.org とします。

テスターの割り振り

申し込んで来てくれたテスターに TCM 上でテストケースを割り当てます。ここではコーディネータはすでにこの作業用の特別な TCM アカウントを持っていると仮定しています。(テスター用のアカウントではこの作業は出来ません)
テスター割り当てのアカウントについては、品質保証プロジェクトコーディネータ(榎さん)に問い合わせてください。

ここでは以下の順で申し込みが来たとして、作業順に説明していきます。


テスター
アカウント
プラットフォーム
希望カテゴリ
新機能テスト
1
A さん
無し(a-san)
WIndows 7
なんでも
希望する
2
B さん
有り(b-san)
Ubuntu
Writer
どちらでも
3
C さん
有り(c-san)
WIndow 7 または Vista
なんでも
希望する


まず A さんはアカウントがない (初めての TCM テスト) なのでアカウントを作成します。

アカウント作成手順
  1. TCM へのログイン <link http://www.sunvirtuallab.com/tcm2/opensource/tcm_login.cgi?tcm_config=newooo>
  2. Property Maintenance リンクをクリック
  3. People リンクをクリック
  4. 右上の "Add New People" リンクをクリック
  5. 希望アカウント (a-san) が登録されていないかどうか確認 (もしあれば別の希望を A さんに聞く)
  6. 必要なデータを入力

        Login : a-san
        Name : <A さんフルネーム>             # a-san がログインした時 TCM のページに表示される名前です
        Location : Japan OOo                   # 付加情報で特に重要ではありません
        Email : メールアドレス
        Role : SQA                                 # 通常のテスターは SQA のみを指定します
    7. Add ボタンをクリック

これで A さんは
Name : a-san
Password : 123
で TCM にログインできる状態になります。

テスターの割り振り

以下のことを念頭に置いてテスターを割り振ります。

  • 同じプラットフォームで同じテストケースの割り当ては行わない

    (なるべく多くのパターンをテストしてもらうため)

  • 希望プラットフォームは最優先する。

    Window7 で申し込んできた人にWindows XP でやってくださいとは通常いえない。つまりプラットフォームと希望テストカテゴリが重なった場合は、希望テストカテゴリを変える

  • できるだけ多くのテストケースがテストされるようにする
  • できるだけ多くのプラットフォームで行われるようにする
A さんへの割り振り

A さんには希望通り Windows7 上で新機能のテストを割り当てます。

  1. TCM へのログイン
  2. Test Assignment Maintenance リンクをクリック
  3. OpenOffice.org リンクをクリック
  4. 対象となっている Build Number の行にある Scenario リンクをクリック (ここでは 3.3 リリースの新機能テスト "3.3 new features" が作成されていると仮定します)
  5. "3.3 new features" の横のテストケース数のリンクをクリック
  6. x86(Win7) の横のドロップダウンリストから a-san を選択する (このリストには日本語版テスト用の TCM アカウントが全て出てきます)
  7. Update ボタンをクリック

これで A さんに 3.3 リリースの新機能テストが割り当てられます。

B さんへの割り振り

B さんには Ubuntu 上で Writer のテストを割り当てます。

  1. TCM へのログイン
  2. Test Assignment Maintenance リンクをクリック
  3. OpenOffice.org リンクをクリック
  4. 対象となっている Build Number の行にある Scenario リンクをクリック
  5. "Writer-4" の横のテストケース数のリンクをクリック (Writer-4 の 4 部分は 1, 2, 3 でもかまいません、他のテスターに Writer を割り当てる際はなるべく違う番号になるようにしてください)
  6. x86(Linux) の横のドロップダウンリストから b-san を選択する
  7. Update ボタンをクリック

これで B さんに Writer のテストが割り当てられます。

C さんへの割り振り

C さんの希望プラットフォームは Windows7 または Vista ですが、Windows7 はすでに A さんに割り振ってあるので、ここでは Vista での新機能を割ります。手順は 6.で x86(WinVista) を選ぶところ以外は A さんの場合と同様です。

テスターへ通知

TCM 上での割り当てが終わったら qa@ja.openoffice.org メーリングリストで割り当てを報告してください。その後テストバイナリが出来た時点で、各テスター
個別にテスト開始方法を書いた通知メールをします。

テストバイナリに関しては dev@l10n.openoffice.org にメールが流れます。

例) http://l10n.openoffice.org/servlets/ReadMsg?listName=dev&msgNo=11549

テストバイナリに関する問い合わせは Localization Project lead(rafaella.braconi@sun.com) までお願いします。

個々のテスターへの通知メールは以下を参考にしてください。


(A さんへのメール) ------
A さん、テストバイナリが用意されました。TCM を使ってテストの開始をお願いします。

[テストバイナリ]
<Windows バイナリのダウンロード URL>
からダウンロードしてお使いください。

[テスト方法]
- TCM にログイン
http://www.sunvirtuallab.com/tcm2/opensource/tcm_login.cgi?tcm_config=newooo
から

Name: a-san
Password : 123

でログインしてください。入ったらまず Set Password リンクからご自分のパスワードを変更してください。

- Test Result Update をクリック
- 自分のアカウント名の下にある 1 と言うリンクをクリック
- Assign By の下にあるテストケース名のリンクをクリック
- Step に書いてある手順を試しそれが Expected Result であれば pass をチェック、問題が有れば fail をチェックしてください。

いったんやめる際や、すべてが終了したとき一番下の Update ボタンをクリックしてください。

[バグの報告]
問題を見つけた場合 (fail をチェックした場合) できれば
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/QA/HowToFileIssues
を参考にして、課題を登録してください。どうしても敷居が高いという場合は
qa@ja.openoffice.org に見つけた問題を報告して、課題の登録をお願いしてく
ださい。

何か質問がある場合遠慮無く qa@ja.openoffice.org までどうぞ。

以後進捗状況などは
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/QA/TCM/33
で管理していきたいと思います。
--------------------------------------

Wiki の作成

新たな TCM l10n テストを行う際は Wiki に記録を残します。
<過去の Wiki>

http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/QA/TCM/32
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/QA/TCM/31
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/QA/TCM/30_Beta
その他の物も
http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Category:JA
から見ることが出来ます。

ページフォーマットは厳密に決まっているわけではありませんが、過去のページを参考にするのが良いと思います。

Wiki ページの書き方に関してはここでは詳しく説明しませんが、過去のページからソースをコピーして編集するか、見た目通りに編集できる [Rich Editor] を使用すれば簡単に作成できます。

Wiki のアカウントが必要です。持っていない場合 http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Main_Page のアカウント作成でアカウントを作成してください。


Personal tools