プロパティーとメソッド (API)

From Apache OpenOffice Wiki
< JA‎ | Documentation/BASIC Guide
Revision as of 02:10, 13 November 2008 by G11nAutomation (Talk | contribs)

(diff) ← Older revision | Latest revision (diff) | Newer revision → (diff)
Jump to: navigation, search
doc OOo
Book.png

Apache OpenOffice Basic の各オブジェクトからは、各種のプロパティーとメソッドを呼び出すことができます。

プロパティー

「プロパティー」とはオブジェクトのもつプロパティーと同様のもので、たとえば Document オブジェクトには FilenameTitle などのプロパティーが存在します。

プロパティーは、値を代入することにより設定されます。

Document.Title = "{{OOo}} Basic Programmer's Guide"
Document.Filename = "basguide.odt"

各プロパティーには、通常の変数と同様に、どのような値を格納できるかを規定するタイプ (型) が存在します。前のプロパティー Filename および Title は、文字列タイプの一種です。

リアル属性とイミテーション属性

Apache OpenOffice Basic の各オブジェクトのもつプロパティーの大部分は、UNO サービスとして定義されています。 Apache OpenOffice Basic のプロパティーには、このような「リアル」なプロパティー以外に、UNO レベルの 2 つのメソッドから成るプロパティーが存在します。 その一方は、そのプロパティー値を取得する際に、もう一方は値を指定する際に使用します (get メソッドと set メソッド)。 つまり、このような属性は、これら 2 つのメ\'83\'5cッドの「イミテーション」として存在するとも言えます。たとえば UNO の文字オブジェクトには、該当するキーポイントの取得と変更を行う getPosition および setPosition というメソッドが用意されています。 Apache OpenOffice Basic のプログラムでこのような値にアクセスするには、Position プロパティーを使用します。 そしてこれらとは独立した形で、オリジナルのメソッドも使用できます (ここでの例の場合は getPosition および setPosition)。

メ\'83\'5cッド

メソッドとは、特定のオブジェクトを指定して実行する、一種の関数と見なすことができます。たとえば、先に説明した Document オブジェクトには、Save というメソッドが存在し、これは以下のような形式で使用します。

Document.Save()

このようなメソッドを使用する際には、関数を呼び出す場合と同様に、パラメータの指定および戻り値の取得が行えます。実際そのようなメ\'83\'5cッドの呼び出しは、通常の関数と同様の形式で行えます。次の呼び出しでは、ドキュメントオブジェクトの Save メソッドを呼び出す際に、パラメータとして True を指定しています。

Ok = Document.Save(True)

この Save メソッドによる処理が終了すると、その戻り値が変数 Ok に格納されます。

Content on this page is licensed under the Public Documentation License (PDL).
Personal tools