User:Foral/JA/Quality Assurance/Release Schedule
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注意:当ページは書きかけです
リリーススケジュールとQA
OpenOffice.orgのリリースについて、現状のスケジュールをまとめます。
現在のリリースバージョンは2.x系列です。最近のリリースでは2.3が新機能が盛り込まれたバージョン、その不具合修正版は2.3.1となります。リリースは約3ヶ月ごとですが、新機能が盛り込まれるバージョンのリリースは6ヶ月ごととなります。これは次のような概要図をご覧いただくとわかりやすいでしょう。
当ページでは、OpenOffice.orgのリリーススケジュールの中で、QAがどのように位置づけられているのか、まとめたいと思います。
新機能が盛り込まれたバージョンのリリースまでの道のり
1ヶ月目
UI and Feature freeze
- 前バージョンリリース後、約1ヶ月の間に
- ユーザーインターフェース(UI)と新機能(Feature)を凍結(Freaze)します
- この時点で次期バージョンの仕様が確定します
2ヶ月目
翻訳アップデート
- 2ヶ月目から約1ヶ月の間に
- ユーザーインターフェースと新機能の凍結に伴いメニューやヘルプを翻訳します
- これはSUNとコミュニティの共同作業
- 必要であれば複数回、作業を行います
Snapshot Release
- 2ヶ月目、翻訳終了後
- 開発者向けとしてSnapshot(テスト)バージョンが何度かリリースされます
- このテストバージョンで新機能や不具合修正の確認を行います
3ヶ月目
TCM版リリースとTCMテスト
- 3ヶ月目後半か4ヶ月目早々
- 翻訳の取り込みと新機能、不具合修正が行われたTCMテスト用のバイナリがリリースされます
- Test Case Management(TCM)というWebベースのテストシステムで、最終的な翻訳を確認します
- 発見された不具合はIssueに報告します
4ヶ月目
Code freezeとCWS integration
- 4ヶ月目後半から5ヶ月目早々
- プログラムソースが凍結されます
- 以後、修正は致命的な不具合のみとなります
- Child Work Space(CWS)という分岐した開発ソースからの取り込みが行われます
ちなみにCWSは、ソースツリーの幹であるMaster Work Space(MWS)から個々の開発作業を効率的に行うために一時的に分岐されたものです
5ヶ月目
リリース候補(RC)版リリース
- 5ヶ月目後半か6ヶ月目早々
- Release Candidate(RC)版がリリースされます
- rc1後、リリースを止める不具合があればrc2、rc3版がリリース候補となります
ちなみにリリースを止めるような不具合はShow Stopperと呼びます
コミュニティによるQA
- 5ヶ月目後半か6ヶ月目早々
- Quality Assurance(QA)という品質保証のための検査を行います
- 英語版のQA後、各国コミュニティが自主的に行います
- 日本語版は日本語プロジェクトが担当します