Difference between revisions of "JA/QA/VCLTesttool quickhowto"

From Apache OpenOffice Wiki
< JA‎ | QA
Jump to: navigation, search
Line 1: Line 1:
= VCL Test Toolによるテストの仕方 OpenOffice.org3系列用 =
+
'''VCL Test Toolによるテストの仕方 OpenOffice.org3系列用'''
  
  
'''1.テスト環境構築の前準備を行います。'''
+
==1.テスト環境構築の前準備を行います==
 +
 
  
 
テスト前にOpenOffice.orgをインストールしている場合は、アンインストールし、インストールされていたフォルダも削除しておきます。
 
テスト前にOpenOffice.orgをインストールしている場合は、アンインストールし、インストールされていたフォルダも削除しておきます。
Line 44: Line 45:
  
  
'''2.テストで使用するファイルをダウンロードします。'''
+
==2.テストで使用するファイルをダウンロードします==
  
 
* テスト対象 : テスト対象のOpenOffice.orgパッケージ<br/> OpenOffice.orgパッケージをMirrorサイトよりダウンロードします。<br/> (サイト例1)http://ftp-srv3.kddilabs.jp/hdfs/openoffice/extended/<br/> (サイト例2)http://ftp.jaist.ac.jp/pub/openoffice/extended/<br/> ※以下、テスト対象を OOO310 m17 とし説明します。<br/>  
 
* テスト対象 : テスト対象のOpenOffice.orgパッケージ<br/> OpenOffice.orgパッケージをMirrorサイトよりダウンロードします。<br/> (サイト例1)http://ftp-srv3.kddilabs.jp/hdfs/openoffice/extended/<br/> (サイト例2)http://ftp.jaist.ac.jp/pub/openoffice/extended/<br/> ※以下、テスト対象を OOO310 m17 とし説明します。<br/>  
Line 76: Line 77:
  
  
'''3.テストするOpenOffice.orgを標準インストールします。'''
+
==3.テストするOpenOffice.orgを標準インストールします==
  
 
  ※インストール時にアドミニストレータ権限が必要です。
 
  ※インストール時にアドミニストレータ権限が必要です。
Line 99: Line 100:
  
  
'''4.VCLTestツールを設定します。'''
+
==4.VCLTestツールを設定します==
  
 
VCL TestToolを起動します。
 
VCL TestToolを起動します。
Line 236: Line 237:
  
  
'''5.VCLTestスクリプトが手動で実行できる事を確認します。'''
+
==5.VCLTestスクリプトが手動で実行できる事を確認します==
  
 
(1)VCLtesttoolを起動します。
 
(1)VCLtesttoolを起動します。
Line 289: Line 290:
  
  
'''6.VCLTestスクリプトを自動で実行します。''' 
+
==6.VCLTestスクリプトを自動で実行します==
  
 
 (1)自動実行スクリプトを起動します。
 
 (1)自動実行スクリプトを起動します。
Line 356: Line 357:
  
  
'''7.実行結果を解析します。'''
+
==7.実行結果を解析します==
  
 
(1)make_summary.plを使って集計します。
 
(1)make_summary.plを使って集計します。

Revision as of 06:36, 30 September 2009

VCL Test Toolによるテストの仕方 OpenOffice.org3系列用


1.テスト環境構築の前準備を行います

テスト前にOpenOffice.orgをインストールしている場合は、アンインストールし、インストールされていたフォルダも削除しておきます。

  • アンインストールの方法
Windows2000/XP 「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」から行ないます。
Debian (アンインストール:sudo apptitude purge ^nopenoffice)
Fedora (アンインストール:sudo yum remove openoffice.org3 ooobasis openoffice.org3) もしくは、GUIで提供されているソフトウェアの追加と削除機能から削除する
  • 標準インストールした場合は、以下のフォルダ を削除します。
Windows2000/XP C:\Program Files\OpenOffice.org3以下
Debian、Fedora /opt/OpemOffice.org3/以下
  • OpenOffice.orgの現在の設定を保存する必要が場合は、以下のフォルダをリネームして保存しておきます。
Windows2000/XP C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\OpenOffice.org
Debian、Fedora ~/.OpenOffice.org

このようにすることによって、テスト終了後このフォルダを復旧させることによって現在の設定を復元することができます。* VCLテストは自動実行のため、テスト開始後、数時間放置する事になります。
自動テスト実行中にスクリーンセーバーや、PCが休止状態になりますと
テストがうまく実行できない場合がありますので、スクリーンセーバーをOFF、モニタの電源管理をOFFに設定しておいてください。


2.テストで使用するファイルをダウンロードします

Windows2000/XP C:\VCLTest\VCLTestTool_Win_src680m226\
Debian、Fedora ~/VCLTest/VCLTestTool_Linux_src680m226/

※以下、このファイル配置を基準とし説明します。


(ファイル配置例)

Windows2000/XP C:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation\
Debian、Fedora ~/VCLTest/ OOo_OOO310_m17_testautomation/

※以下、このファイル配置を基準とし説明します。


3.テストするOpenOffice.orgを標準インストールします

  ※インストール時にアドミニストレータ権限が必要です。

Windows XP,Vista ダウンロードしたパッケージexeをダブルクリックで実行ウィザードに従って実行
Debian 解凍する(tar zxvf<パッケージ.tar.gz>)

解凍フォルダ内のDEBフォルダに移動し、インストール(sudo dpkg -i *.deb) デスクトップ環境モジュールに移動(cd desktop-integration )インストール(sudo dpkg -i *.deb)

Fedora 解凍する(tar zxvf <パッケージ.tar.gz>)

解凍したパッケージに移動し、setup実行(sudo ./setup)ウィザードに従って実行 JREなしのパッケージの場合は手動でインストールする(rpm -ihv *.rpm)


4.VCLTestツールを設定します

VCL TestToolを起動します。

Windows XP、Windows Vista C:\VCLTest\VCLTestTool_Win_src680m226\testtool.exe
Debian、Fedora ~/VCLTest/VCLTestTool_Linux_src680m226/testtool.bin

「Extras」→「設定」を選択します。

(1)汎用タブ


Hanyou.jpg


  • OooProgramDir

OpenOffice.orgのprogramのディレクトリのpathを設定します。
・Windows2000/XP:C:\Program Files\OpenOffice.org3\program
・Linux:/opt/OpenOffice.org3/program 

  • GUI Pratform

各プラットフォームに割り当てられている数字を設定します。

 (下図参照)

Windows XP 501 Linux PPC 13
Debian 03 Linux 64 bit 15
Fedora 03 Linux SPARC 16
Solaris SPARC 01 Windows 95 100
SCO UNIX 02 Windows 98 395
Linux 03 Windows NT3 351
AIX 04 Windows NT4 400
Solaris x86 05 Windoes SE 410
Irix 06 Windoes ME 490
HP 07 Windoes 2000 500
FreeBSD 08 Windows Server 2003 502
Mac OS X 12
-
-

(2)Profileタブ


Profile.jpg


  • Log Base Directory

 ログ格納用のフォルダ「logs」を、C:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomationの直下に作成し
 Log Base DirectoryにC:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation\logsを設定します。(Linuxの場合は~/VCLTest/ OOo_OOO310_m17_testautomation/logs)


  • Base directory

 VCLTesttoolのテストケースを配置したフォルダを設定します。  Base directoryにC:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation\  を設定します。


(3) (1)(2)の設定を行いますとホームフォルダに設定ファイルが作成されます。

Windows XP、Windows Vista C:¥Documents and Settings¥<ユーザー>¥Application Data¥testtool.ini
Debian、Fedora /home/ユーザー/.testtoolrc

・このファイルの最終行に次の設定を追加します。  ※この設定を追加し忘れますと、自動テスト結果ログに警告がでますので忘れずに設定しましょう。

[Others] PCname=<コンピューター名>


5.VCLTestスクリプトが手動で実行できる事を確認します

(1)VCLtesttoolを起動します。

Windows XP、Windows Vista C:\VCLTest\VCLTestTool_Win_src680m226\¥testtool.exe
Debian、Fedora ~/VCLTest/VCLTestTool_Linux_src680m226/testtool.bin

(2)実行するスクリプトを選択します。

   標準メニューのファイル→開きますから。実行したいスクリプトを開きます。

   (例)C:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation¥chart2¥required¥ch2_updt_calc.bas


(3)標準メニュー→プログラム→スタートを選択します。


(4)実行結果のログファイルを確認します。     

   実行結果ログは「4.VCLTestツールを設定します。」の「(2)Profileタブ」設定で

   「Log Base Directory」に指定したフォルダに作成されます。


(5)「7.VCLテストスクリプトを自動で実行する」の前に、今回手動で動かした際に

   作成された設定ファイル、ログファイルをいったん削除しておきます。

Windows XP、

Windows Vista

C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\OpenOffice.org フォルダ以下全て

C:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation\logs\ フォルダ内のファイル全て

Debian、Fedora ~/.OpenOffice.org フォルダ以下全て

~/VCLTest/OOo_OOO310_m17_testautomation/logs/ フォルダ内のファイル全て


6.VCLTestスクリプトを自動で実行します

 (1)自動実行スクリプトを起動します。

Windows XP、

Windows Vista

C:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation\OOO310_m17\testautomation\

tools¥run_tests¥run_tests.vbs

Debian、Fedora C:/VCLTest/OOo_OOO310_m17_testautomation/OOO310_m17/testautomation/

tools/run_tests/run_tests.sh

(2)自動実行スクリプトに、テストケースとテストツールのパスを設定します。

 テストケース:sLocation=C:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation\\

 テストツール:sTestTool=C:\VCLTest\VCLTestTool_Win_src680m226\\testtool.exe


(3)実行スクリプトの一覧は、C:\VCLTest\OOo_OOO310_m17_testautomation\tools\run_tests内

      のOOO310_m17.txtを利用します。


・実行したいスクリプトのみを残し、他の記述は削除してください。

 基本的にはダウンロードしましたファイルを開き、[Tests release]項目以外の

 記述は削除し、*.basのみを残します。

  

・ファイルの改行コードをプットフォームによって合わせる必要がありますので

 行末のスペースを削除してください。


・スクリプト実行時間の目安は、スクリプトの右側に記載があります。


(4)自動テストを実行します。

Windows XP、Windows Vista コマンドプロンプトから入力します。

cscript.exe runtests.vbs <list_of_testscripts

Debian、Fedora ターミナルトから入力します。

run_tests.sh <list_of_testscripts

  


7.実行結果を解析します

(1)make_summary.plを使って集計します。

   ※perl実行環境がある場合のみ使用できます。

「C:/VCLTest/OOo_OOO310_m17_testautomation/OOO310_m17/testautomation/tools/analyze/ make_summary.pl C:/VCLTest/OOo_OOO310_m17_testautomation/OOO310_m17/testautomation/logs/*.res」

上記のコマンドで、下図の集計結果がターミナルに表示されます。(一部抜粋)

Summary.jpg

(2)集計結果が端末上に表示されるので、Errorsに数字が入っている

   スクリプトについて、エラー原因を解析しましょう

参照:http://wiki.services.openoffice.org/wiki/User:Foral/automation/testcase

Personal tools